Yuuka

今年度の仏教ヨガ講座が昨日からスタートしました!
今までで1番多い参加人数で賑やかにスタートしました(*^^*)
仏教伝道協会の皆さま、素晴らしい機会を本当にありがとうございます✨


昨日の仏教ヨガ講座でお話した内容です。


ナマステ!はインドの挨拶?本当の意味をご存じですか?「ナマス」は帰依する「テ」はあなたを意味し、単なる挨拶とは異なりあなたに尊敬の意を表しますという意味が込められているのです。この「ナマス」が仏教伝来で日本に入ってきた時に「南無」となりました。




明後日48日は花まつり。今から2500年程前に、仏教を開かれたお釈迦さまが、ルンビニの花園でお生まれになった日です。日本各地の寺院では、色とりどりの花を飾った花御堂に誕生仏をまつり、甘茶をかけて誕生を祝います。
「天上天下唯我独尊」これはお釈迦さまが生まれてすぐに「7歩」歩き、右手で天を、左手で地を指さしておっしゃった言葉であり、この世に生きるものには皆それぞれの価値があり、尊いものであることを意味しています。
7歩とは苦しみの世界である六道 (地獄、餓鬼、畜生、修羅、人間、天輪廻を離れた7の(解脱)世界を表しています。
私たちは今を生きていられる奇跡の有難さを忘れてしまいがちです。ましてや六道の世界を輪廻する中で、人間界に生を受ける事は「例えば梵天より糸を下し、大海の底なる針の穴に通す如し」とお釈迦様はおっしゃっておられます。私の浄土宗の法然上人も、釈尊が生きておられた時代に生まれ合わせなかったのは、悲しいことであるが、釈尊の教えが広まっている世に生まれることができたのは、嬉しいことである。たとえば、目の見えない亀が、大海の浮き木の穴に偶然入るようなものである。とおっしゃっておられます。
人の身を受けたことではじめて佛さまのみ教えに出会い、信じ、行じることではじめて悩み苦しみ絶えない六道の世界を離れることができるのです。





1つ1つが有り難くかけがえのない私たちのこの「いのち」。この世に粗末にしてよい「いのち」など一つもありません。しかし、テロ、いじめ問題・・と、悲しいニュースが日々聞こえてきます。
私一人が今ここに存在する奇跡を考えたことはありますか?
250兆分の1これは生命の営みの中で私たちが私たちとしてこの世に生まれてくる確率です。それが私の生まれるずっと前から、ご先祖様代々のいのちのバトンを受け継いで、さらには、太陽、空気、水、大地の産物、そして魚や肉など、実に沢山の生命を頂いて今日の私がいるのです。そのことを忘れてはいけません。





今一度、ここに生きていることを、身体を動かせる有り難さを再確認しましょう。そのような思いを持って丁寧にヨガをすることで体がほぐれ、そしてとこころもほぐれて、クラスが終わるころには何とも言えない充実感と平和な気持ちに包まれます。




誕生仏のお足元をよく見ると蓮の台座にお立ちになっておられます。ヨガにも蓮華坐というアーサナがあります。泥が濃いほど力強い根を張らせ、大輪の花を咲かせる蓮の花。これは泥水(私たちのいる迷いの世界)に染まらず、美しい花を咲かせるというお姿をお示し下さっているのです。
オンリーワンの美しさをもつ花々の様に、それぞれの「いのち」を慈しみ合い、「ナマステ」の心で新しい春を迎えましょう。

今回からアシスタントを近藤仁美先生が担当してくださいます。
勉強熱心でとてもチャーミングな先生です✨
次回は5/11(水)19:00〜20:30
ご予約お待ちしております(*^^*)



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