昨日の仏教ヨガ講座の模様です。
キャンセル待ちなどでご迷惑をおかけしております。
次回は8/3 19:00〜
ご予定の方は早めのご予約をお願いします。
暑い夏がやってきました。急激な温度の変化で体調を崩される方もいらっしゃるようですが、ヨガで元気を養って清々しい夏を満喫できるように、今日も練習していきましょう。
夏の花といえば、私が大好きなのはひまわりです。太陽に向かって咲き誇る姿、そしてあのビタミンカラーにいつも元気をもらっています。
そんな美しい雄大なひまわりの花ですが、花が咲く(原因)は?と辿ってみると、もとはといえばそれは「種」でした。そこに質の良い土や、水、肥料、日光、人間の細心の手入れなど様々な(条件)が種に働いて花は咲くのです。
このようにひまわりだけでなくすべてのものには必ずそれを生み出した原因と条件とがありそれを仏教では「縁起」といいます。
初期仏教の経典である阿含経では『これある故にかれあり、これおこる故にかれ起こる、これ無き故にかれ無く、これ滅する故にかれ滅す』とお釈迦さまは端的に縁起を説明しています。
もうすぐお盆がやってきます。みなさんのお盆の予定は決まりましたか?
海もいいし?イベントもいいし?かき氷もおいしい季節です。
ついつい自分中心に物事を考えてしまう私達です。しかし私たちがこの世に生まれ、一人前になるまで成長し、今こうして当たり前のように生活を送り、元気にヨガができる。その原因と条件は(縁起)なんでしょうか?両親をはじめ、ご先祖さま、そして動物や植物の命をいただいき、沢山のものに支えられているからこそ。多大な恩を受けているからこそ、ここに存在することができるのです。
「恩」とは原因の因に心と書きます。つまり原因に心を寄せること。
そのことを思い出させてくれるお盆の里帰り。お墓や仏壇の前で掌を合せご先祖様に思いを馳せるのはとても美しい情景であり、昔から日本人の心に深く根づいた風習です。
是非今年もお墓参りに行って仏教の根本原理である「縁起」に立ち戻ってみてはいかがでしょうか。
ヨガをしていると自分を観察する力が養われ、日々の体の変化を繊細に感じるようになっていきます。
不快な痛みや、眠気、焦り、イライラ落ち着かない、やる気がみなぎっている時もあれば、だるくてやる気が出ない、それらは全て結果であり、そこにはそれを成す原因と条件、つまり縁起が必ず存在します。
例えば睡眠不足、暴飲暴食によってやる気がでない。仕事や対人関係でのストレスによって落ち着きがない。など、~によって起こるという方程式。
また逆にヨガのポーズを練習することによってぐっすり眠ることができたり、イライラを解消できたりすることにもつながっていきます。
あらゆるものすべて独立して存在するものではなく全ては複雑に絡み合い影響しあって、今の状態を作っているのです。
当たり前のことですがついつい忘れがちな私達です。
ですので、ここでのヨガの練習は明日の自分を作ります。
みなさんが心も体も健やかに明日を迎えられるように楽しくヨガを始めましょう!
写真はオダカヨガのウォーリアポーズ!
シュン君に教えてもらいました♫
アシスタントは近藤仁美先生💛
ありがとうございました!
※目連尊者がお釈迦様のみ教えによって、亡きお母様が餓鬼道に堕ちた苦しみを救うために営んだ法要が「孟蘭盆会」(うらぼんえ)お盆の由来です。